概要
本学では,学習管理システム UTOL(UTokyo LMS)を通じて,授業資料の閲覧,課題提出,クイズ(小テスト等),ディスカッションなど,さまざまな学習活動が行われています.これらの利用に伴って記録される学習履歴データ(学習ログ)は,
- より良い授業設計
- クラス単位,または学部・研究科などの組織的な学習支援
- 学生一人ひとりに合った学習環境・ツールの整備
- 上記に関する学術研究
のために活用できる重要な情報です.
情報基盤センター 情報メディア教育研究部門では,こうした教育・学習の改善に資する研究活動を適切に進めるため,UTOL上に記録されるデータの利活用について,学生のみなさんから事前に同意をお願いしています.
どのようなデータが対象ですか?
利活用の対象となる主なデータは以下のとおりです.
- コース教材のダウンロード状況
- 課題機能の提出状況
- 小テスト・アンケートの回答履歴
- 掲示板の利用履歴
- 出席の登録状況
詳細は,具体的な項目一覧をご覧ください.
利活用にあたり大切にしていること
(1)同意は自由です
研究利用への同意は,みなさんの自由な意思によるものです.
同意しない場合でも,
- UTOLの利用
- 授業の受講
- 成績評価
- 履修登録
- 教員との関係
に一切の不利益はありません.
(2)同意はいつでも撤回できます
一度同意した後でも,いつでも自由に撤回できます.
撤回後は,以後の研究利用を停止します.
(3)個人が特定されないように取り扱います
研究利用にあたっては,
- 氏名
- 学生証番号
- UTokyo Account
などをそのまま使用することはありません.
必要に応じて,
- 仮名化(別のIDへの置換)
- 集計処理
- 匿名化
などを行い,個人が特定されないよう適切に管理します.
(4)研究倫理審査を必ず行います
学内の研究倫理審査委員会で承認を得た研究課題に対してのみ,データを提供します.
詳しい方針については,情報基盤センター 情報メディア教育研究部門のポリシーをご覧ください.
よくある質問
Q1.大学が私個人の行動を細かくモニタリングするのですか?
いいえ.そもそも,コースを参照できるのはコース担当教員などの権限を持つ人に限定されるため,コース参加者のログがみだりに参照されることはありません.コース担当教員は,自身の担当するコースにおいて,授業運営上必要な範囲で学習状況を確認することがあります.一方で,研究利用する場合には,しかるべき手続きを経てデータ利用の承認を得た者が,個人が特定されない形で分析を行います.
研究の目的は「監視」ではなく,「より良い教育・学習環境をつくること」です.
Q2.どのような研究や分析が行われるのですか?
たとえば,授業回ごとの教材利用状況や小テストの受験状況,コースごとのアクティビティ(UTOLアクセス状況)といった「学習ログ(日々の学習活動の記録)」を分析し,学生の関心の高いテーマを見つける研究や,関与の低いコースへの参加を促進する方策を検討する研究などが挙げられます.これら全般的な学習状況の観察を通じて,教育・学習の質向上や支援に資する研究が中心となります.
また必要に応じて,上記の学習ログに「履修情報(個人の選択や関心を示す情報)」や「成績情報(大学としての公式な評価結果)」を組み合わせて分析する場合があります.ただし,履修情報や成績情報は,学生個人のプライバシーや評価への関連度が高いデータであるため,日々の学習ログとは扱いが異なります.これらの情報の利用にあたっては,対象となる科目群や分析の必要性を明確にした上で,学内の適切な手続きを経て認められた範囲にのみ厳格に限定されます.
Q3.データは外部に提供されますか?
共同研究を行う他大学や研究機関,または本学が委託するシステムベンダーに提供される場合があります.
ただし,
- 仮名化,匿名化,または統計処理等の適切な加工を施すこと
- 本学に所属する研究者が研究責任者となる研究に限り,かつその者が所定の研究倫理審査委員会に対して適切に申請し,承認を得た場合に限ること
- 提供先が本学の各種ポリシーに従うこと
を条件としています.
Q4.同意/非同意を変更するには?
UTOLの時間割画面上部「Consent」から同意ステイタスを変更できます.
同意の撤回後は,以後の研究利用を停止します.逆に,非同意から同意に変更した場合には,それまでの全期間のデータの研究利用が可能となります.
問い合わせ先
以上の内容にご不明な点がある場合は,情報基盤センター UTOL担当 lms-support@itc.u-tokyo.ac.jp へお問い合わせください.